文:鹿野淳
4月某日、連絡が入った。
マネージャー「FLYING KIDSがARABAKIに出て」
鹿野「で、そのまままた眠っちゃうの?」
マネ「いや、新曲を作ったり」
鹿野「ほっ!」
マネ「夏もいろいろ出演したり」
鹿野「はいっ!!」
マネ「もしかしたらリリースまで」
鹿野「あちゅーっ!!」
というわけで、遂にあのファンクが、あのセクシーな爆発力が、あのみんなの歌が
本格始動するという。つきましては取り急ぎARABAKI前に浜崎貴司にインタヴューを
という誘いを受け、請謁ながら私、鹿野がマイクを向けに行った。
FLYING KIDSはファンクの中にある苦悩と快楽を、そして生活の中に根ざした音楽
愛に応えるべき輝きに満ちたメロディを、さらに時代やコミュニケイションの中にあ
る煩わしさに鮮烈なアッパーカットをシーンに浴びせることのできるスーパーバンド
である。そんな「光の子供」のようなパワーポップが再び僕らの心臓に注がれる。
最高の新しい旅立ちに期待しながら、共にFLYING KIDSという名の船を漕ごうじゃ
ないか―――というわけで、まずは08年型FLYING KIDSの第一声を、我らがハマちゃ
んからゲットッッッッッ!
浜崎貴司×鹿野淳 対談日:2008.04.15 夜
◆再度、FLYING KIDSが復活するということで、まずはめでたい。めでたい話を聞かせてください。
浜崎「ははははは、めでたいかどうかはわからないけどさ」
◆去年RISING (SUNROCK FESTIVAL)で一発やったら気持ちよくてたまんなくて、っていう流れ?
「うん。去年RISINGに出たあと、何かやろうよっていうことになって、新曲を作るっていう話まであったんです。あそこで打ち上げ花火的にすべてを終える、っていうつもりはそもそもなくて。実際ステージに立ってやってみたら、ワイルドな気分に包まれてしまいまして……なかなか素晴らしいものだなっていうことを感じました」
◆RISINGを観た時、欲望とバンドをやってる楽しさが、本当にフレッシュに溢れてるなって感じたんですよね。あれをもう1回やるっていうのは、いろんな人に対してのメッセージになるんじゃないかなって。
「あ、だからね、最近になって、やっと伝わってきたかなって」
◆はははははは。当時の反響が物足りなかったと(笑)。
「まぁ、そう思って自分の中でモチベーションにしてるところありますね。『やっとわかってきたじゃねぇか!』みたいな(笑)」
◆そもそもな部分に立ち戻りたいんだけど。もう1回FLYING KIDSをやってみようと思ったのは、何故だったんですか?
「『FLYING KIDSをまたやろう!』ってガツンと決意したキッカケとはまた違うんですけれども、ある日、『あっ、バンドやりたいな』って思ったんですよね。バンドってなかなか作れるものでもないですからね。僕なんかソロをやってきてる中でバンドっぽいこともやるんですけど、それはバンドとして完全体じゃないし。そういうことができる期間っていうのが本当に短かったのかもしれなかったのかもしれない。ローリング・ストーンズのように奇跡的に長く続いていたのもありますけど、若い季節にガッと世の中を覆そうという生き甲斐が、瞬間的に集まったものがバンドじゃないですか」
◆思春期の産物っていうやつですよね。
「そうですね。それを自分は今も持ってるわけなんですよね(笑)。で、なんで今バンドなんだろうって思ったら、ソロがFLYING KIDSのキャリアを超えてたんですよね。ソロ、FLYING KIDS、マツリルカ(MCUと組んだユニット)、今回のハマザキコミネ(コミネリサと組んだユニット)っていうものが、やっと自分の人生のライン上で一直線に並んでいるように見えてきたんです。それまでは、それぞれがその都度違う軸にズレこんで、前進してるつもりだったのにね。それはなだらかな曲線みたいなものだったんですけど、最近になって一本道に見えてきて、なんだぁって何か気づいたんですよね。それで伏島和雄(FLYING KIDSのベース担当)とたまたま会う機会があって、どうだろうね?っていう話をして。まぁそこでFLYING KIDSをやろうっていう完全な気持ちでもなかったんですね。実際にやるとなったらいろいろ問題もあったから難しいだろうから、『とりあえずフセマンとなんかやろうかなー』っていうくらいの感じで、レコーディング手伝ってもらたり」
◆随分とカジュアルな関係だね(笑)。
「だってぶっちゃけ、とにかく政治的な問題がいろいろ大変だったんで。FLYING KIDSを実際にやるっていうのは結構遠くて、その時点で気持ちはあったんけど、具体的に動こうとするといろんな問題をクリアしていかなきゃいけなかった。だから実現は、向こう側に見えるものっていう感じだった。それをフセマンが何故か『FLYING KIDSだよね〜』なんて言い始めたもんで、僕も『そうなんだぁ』って思って。それでいろいろ話してるうちに、僕のソロのライヴをメンバーが見にきてくれたりしたんですよね。そこで盛り上がってくれる人もいれば、『なんだよアイツ』みたいに思った人もいるかもしれないんですけど、まぁそれはそれで置いておいて(笑)、もう1回やんねぇか?っていう話をフセマンが全員にしていった、という流れでしたね」
◆それはソロライヴの打ち上げで、みんなで久しぶりに根を詰めて具体的に話をしたっていうこと?
「いや、みんな飲み会には来てくれたけどそんなに具体的に話はしてない。フセマンとかはTHEATRE BROOKの中条くん(中条卓/THEATRE BROOK のベース担当)とか、他に一緒にやってるミュージシャンがいるわけだから、そういう人達に対して『お世話になっちゃってすみませんね、うちのが』みたいな空気はあるわけよ」
◆はははははは。要するに、今までだったらFLYING KIDSをやるっていう話になった時に、なんかFLYING KIDSにすがっているように見える自分も嫌だし、現実的にそういうものでもあった。でもここまでやってきたことによって、FLYING KIDSを客観的に見えるようになったし、FLYING KIDSと浜崎貴司という人間とを対等に思えるようになってきたからFLYING KIDSをやるっていう気持ちに凄く素直になれた、っていうことなのかな。
「そういうことですね。鹿野さんと話すと、凄い翻訳機能がついてて、なんかガッカリするね(笑)」
◆悪かったな(笑)。そうやって徐々にシガラミをほどいていったと思うんですけど、そのためには何よりもメンバー全員のモチベーションが高くなければいけないわけですよね。
「そう、そこから具体的にみんなで集まって練習して……っていうんじゃなくて、アンディー(事務所のボス。ちなみに元ルースターズのキーボーディスト)が『それならRISINGがあるから出るなら話するよ』って言ってくれたんで、割とすぐ(FLYING KIDSを復活させる話が)議題にのぼったんです。それから実際に結構長い時間リハーサルをやってたんですよね、こっそり。ドラムの中園とか普通の仕事やってる人もいるんで、リハビリテーションをしてる人もいましたからね。だからどこまでできるかわかんなかったな」
◆ぶっちゃけ、始めのほうはどうでしたか?
「……いろんな想いが錯綜して、いろんな技術が――まぁそれは音楽的な目線ですよね――が錯綜して、とにかくそういうのがいろいろ錯綜して、大混乱とまではいかないけど、互いに牽制球を投げ合ってる感じで。自分の言いたいことも言わずに、『全員様子うかがう人達』みたいなさ(笑)。FLYING KIDSに対する想いって、全員別々ですからね。それによってモチベーションが違うんで、その落差みたいなものを調整するのが大変でしたね。ライヴのリハーサルやってると『FLYING KIDSなんて誰も待ってねぇよ』みたいな発言も中にはあるわけですよ。それで俺がキレてみたりとか」
◆相変わらずだな(笑)。いいですね。ちゃんと思春期してたんですね。
「そうですね、俺がなんか言ってギクシャクしたりね。『これだけファンがいるのに、自覚が足りねぇんだよー! 応援してくれる人に対して失礼だろー!』とか言ってさ。それで『浜崎がそこまで言うなら待っててくれるんだろうな。……でも、本当かな〜』って、思ってるメンバーもいるわけですよ。っていうか最終的にメンバーは、みんながどれだけ待っててくれてるかを全然わかってないんですよ。だってフェスとかも出てなかったから。で、いざRISING で蓋を開けてみたら、えらい盛り上がって。それで『FLYING KIDSってやっぱり大丈夫だったんだ』っていうことを、それぞれが確認したっていうところはありました」
◆そこで、スタッフや同世代の人が喜んでくれたのが嬉しかったし、お客さんがあんなに来てくれて会場がヒートアップしたのが嬉しかった、っていういろんなベクトルを感じた――。
「いや、実はそこじゃなくて、『俺、カッコよくねぇ?』って思えたのが一番嬉しかった」
◆(笑)。
「いろいろなくて済むじゃないですか。ギターを持たなくてもいいから、獣みたいになれるし」
◆バンドをやることによって、自分の無邪気な部分を解放できるような喜びがあるんでしょうね。
「やってる最中に、これは絶対にカッコいいなって思ったから、ウケなかったらどうしようっていう想いは全然なかったんですよ。リハーサルしてる段階で、これ絶対に上手くいくなって思ってた」
◆メンバーによって復活に対する価値観の違いとか、現役度みたいなものの違いを修正していきながら、なんでここまで上手くできたんですか? やっぱりそこには「阿吽」みたいなものがあったの?
「そこはなんちゅうか……会話とかも昔に戻っちゃうんですよね。FLYING KIDSには何か吸引力みたいなものがあるのかもしれないですよね。立ち位置とかフレーズとか、どんどん決まっていくからね。渦の中に引きずり込まれるみたいな感じはあったよね」
◆元々、みんなで馬鹿やろうぜっていうところから始まった部分があったバンドですよね?
「まぁファンクやろうぜっていう意味ではね。ただ、『馬鹿やることが、下手すらインテリじゃねぇ?』みたいな部分ってあったと思うんです。だから今のFLYING KIDSって、歴史上一番ピュアかもしれない。あんまり考えなくなったからね」
◆文学性なんてどうでもいいなっていう。
「そうそう。全然考えないわけじゃないけど、FLYING KIDSの文脈みたいなものをあんまり気にしないというか、時も経って、もう新人みたいなものだから気にする必要もなくなった。生き残る曲とそうじゃない曲ってあると思うんだけど、時を経ることによって自分達の中で、『ああ、こういう曲だったんだ』って気づく部分もあるんだよね。生き残る曲に関しては、当時見えなかった輝きがここに来てようやく見えたりすることがあって。時代の垢みたいなものを潜り抜けてきた強さみたいなものが、演奏しててもどんどん表に出てくるっていうか。そうすると、考えるんじゃなくてその曲を表現するために歌ったり演奏したりするっていう純粋なところに向かっていく感じはしますよね」
◆RISINGをやったあと、みなさんが割と冷静だったなっていう記憶があるんですよね。淡々とみんなでジンギスカンを焼きながら、淡々とやったことを受け止めていて、『あぁ、大人になりやがって』って思ったんですけど、実際はどうだったんですか?
「……まぁちょっと言えないこともあるんですけど(笑)。盛り上がってる人もいましたよ。他の人はよくわかんないけど、僕に関しては正直ヘトヘトで。もう喜ぶ力もないような(笑)……疲れた本当に」
◆(笑)それからまた、そんなに期間を空けずにみんなで集まったの?
「空けまいと思ったわりに、ちょっと空いたなっていう感じだったかな。でもこれからのことは何も決めないで、ただRISING SUNのビデオを見てたっていう。『カッコよくねぇ〜?』なんちって」
◆学祭の次の日の感じだよね(笑)。
「ははは、そうそう。焼き鳥屋を貸し切りました。スティーリー・ダン(アメリカのバンド)がビルボード東京に来るっていう話で持ちきりだったな、俺が(笑)。まぁそれでその時期からハマザキコミネのレコーディングだなんだがあって、意外と時間が空いちゃったんですよね。(FLYING KIDSのメンバーと)定期的に飲んだりはしてましたけどね。それで、いよいよやろうかな〜みたいな感じで、今年に入ってから毎週日曜日はFLYING KIDSにとられるようになっちゃいました」
◆少年野球みたいだね。
「今も働いてるメンバーがいるから日曜日しか揃わなくて。ソロでは日曜日はあんまり仕事入んなかったんだけど、FLYING KIDSが入るようになったから、四六時中音楽やってる感じで。そこでプリプロダクションをやってたんだよね。曲のアイデアがどんどん湧いてきて、共有のサーバーにどんどん曲が上がってくるんだけど、あまりに上がり過ぎて全部聴けてないっていう」
◆もったいねぇ話(笑)。どういう感じだったんですか?
「そういうのはいろいろあったんですけど、なんかみんな妙な手馴れ感みたいなものがあって……それを壊すにはどうすればいいかな?っていうのが、今のFLYING KIDSのテーマになってますね。だから新しい曲は作ってます、今。まだデモテープの段階ですけどね。みんなで集まってスタジオ入ってっていうのは大変なんで、フセマンがたまたまスタジオ持ってるのでそこに集まって打ち込みで曲を作ったりしてますよ」
◆じゃあ、ハマちゃんは詞を書いてるんだ?
「やっと1曲くらい書いた! なかなか書けなかったんですけどね…………青春って感じかな」
◆それをやりたかったんだよね?
「いや、そんなつもりなかったんですけどね(笑)。アダルトFLYING KIDSでもいいかななんて思ってたんだけどね、いざ始まるとそんなこと言ってる場合じゃないなって。一番面白いのは、やっぱりプロじゃない人のエネルギーが、なんかもう凄いわけ。ドラムの中園(中園浩之)とかギターの加藤(加藤英彦)とかから、いいエネルギー出てるんですよね。音楽に対するピュアさっていうのかな。FLYING KIDSは特にそうだと思うけど、バンドってカオスみたいなところから音が出るでしょ? それってやっぱり素敵だなって思う」
◆このインタヴューの約10日後のARABAKIに出て、それからまた活動が続くと思っていてよろしいんでしょうか?
「新曲をリリースしようと思っております。あと、いろいろ話をもらってるので、夏手前から秋くらいにかけてイベントのほうも出ようかなって」
◆ロックフェスで、タチの悪いオヤジ達として暴れまわると。
「そうそう。でも横見ると結構、オヤジが多いからね(笑)。ウチだけじゃないから」
◆確かにね(笑)。去年のRISING出演は、再結成するっていうのだけがテーマだった部分もあったと思うんですが、今回は新曲も作ってるっていうことで明らかに打ち立てたいものがあるんじゃないかなって思うんですが、どうですか?
「そういうことですね。ソロじゃできないこと、FLYING KIDSでしかできないものを作れたらいいなって思います」
◆FLYING KIDSは、もの凄く浮き沈みがあったバンドだと思うんですね。チャートに素晴らしいアクションを起して居場所を作った時期もあったし、自分の中でジレンマに苛まれた時期もあったし。そういう中で残念ながら終わっていったバンドだと思うんです。ハマちゃんがFLYING KIDSをやるにあたって目指していった成果を、リスナーやシーン全体と共有するまでにはいかなかったところもあったと思うんですよね。今、再び勝ちに行きたいなっていうような貪欲な気持ちを持ってるんですか?
「最近やっとね。最初はどうだろうって思ったけど、曲作り始めたらね、そうするしかないよねって思います。もしそういう気持ちで作ってないなら、別に発表しなくていいじゃんってなるんだよね。売れる/売れないじゃなくて、そういうスケール感とかエネルギーをとことん表現したいんですよね。このバンドだからできるダイナミクスだとか。いろんなこと思いつくからそれを表現仕切れたら、みんなに伝わるっていうか、人の心まで食い込んでいくことになるんじゃないかなって思ってます」
◆FLYING KIDSが終わってから、いろんなことやってきたし、これからもたくさんやっていくんだろうと思うし、浜崎貴司っていうアーティストは、そういう業のもとに活動していくアーティストだと思うんですよね。FLYING KIDSも、「これとこれが同じバンドなのか?」って思わせるような変容を、意図的に繰り返してきましたよね。つまり、FLYING KIDSは明確に5回か6回は脱皮してると思うんですよ。これからのFLYING KIDSにも、さらにいろいろ投入していきたいっていう気持ちはあるの?
「いやいや、そういうのはない。FLYING KIDSを客観視できるようになった部分を凝縮していきたいなって思ってます。他のこと、たとえば、三拍子の曲はハマザキコミネでやればいいなとか、まぁフォーキーなものはソロでやればいいなとか思ってるから。表現の場所はいろいろあるしね。FLYING KIDSはいろんなことできるんですが、もうねFLYING KIDSにしかできないことだけをやって、旗をきっちり揚げていきたいなって。新しい曲はとにかくカッコいいものでないとダメだと思ってる」
◆エロくて?
「(笑)そうそうそう……エアロスミスとかって、つまんないって言う人もいるけど、俺は結構偉いなって思ってて。きっちり自分達の歯車を噛み合わせて、きっちりと印をつけることができるっていうか。FLYING KIDSもやっとそういう時期に突入できるかなっていう予感がしてるんですけど」
◆長年続いてる洋楽バンドのようなロジックをもってもう1度活動しようとしてるって話だと思うんだけど。いい大人なんだから共有できないものは共有できないと諦める、お互いに合わんことは合わんし、できないことはできないと思ってる。けど、FLYING KIDSという名の下でできることは沢山あるんだっていう。それこそ、エアロスミスだってレッド・ツエッペリンだってそういう想いをして、音を出してるんだよね。
「そうですね。うん、そういうバンドの展開っていうのは意識してるかもしれない」
◆周りのスタッフにとってFLYING KIDSっていうのは、宝であるから復活するならちゃんとしたステージにしてちゃんとした成果を残さなきゃいけないっていう、熱い想いと核を大切にしていこうっていうスタンスが凄く見えるんですよね。そういうまな板の上に乗っけられた気分っていうのは?
「最初は、厄介だなとも有難いなとも思った。ライヴを一発するっていうところだけの状況でやっぱりまだ気構えちゃってるんだよね。でも、『こういう曲を作ったんだ』って、それを聴いてもらうことって、単純に気に入るか気に入らないかっていう話になるじゃないですか? そうなってくると、もう話が早くなってくるというか、いろいろフラットになってくると思う。過去のFLYING KIDSとは関係なく、今、俺はこういう曲を作ってこういうものがいいと思ってるっていうことのエネルギーで進んでいくんじゃないかなって思う。やらないことで過去の思い出が美しかったっていうのもあるかもしれないけど、やることで『やっぱりカッコいいよね』っていうことにしないといけないんですよね。スタッフからもファンからも、今、そういう目線を向けられてる気がする」
◆具体的に、ARABAKIで新曲をやるの?
「やらないことにしました。時間も、35分って短いから。っていうかどう思う?」
◆それなりにみんな自分のことわかってるし、新曲やって失敗してもそこでうろたえないだろうし、やっちゃえばいいのにと思う。
「あぁー、やる気満々の人はいっぱいいるんですけど」
◆じゃあ今は揺れ動いてて、それは当日のお楽しみっていう感じ?
「そうですね(笑)。新曲は技術的にも何もストレスなく進んでます。……ただ音がデカイんだよね。うるさいんだよね。やると耳が痛くなるから、ちょっとミュートしてくれってお願いする」
◆ファンクで我慢はダメだよ。
「なんかね、昔よりデカくなってる気がする。鳴りがよくなっちゃってて。エンディングでスネアが♪スダダダダダダッ、ダカダンッって連打するじゃないですか? 俺、耳ふさぐもんね。もう1回通してやろうっていう気にならないもんね」
◆はははははは。とりあえずARABAKI、いってらっしゃいませ。
「はははは、行ってきます!」
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